電気部品プレス
株式会社中沢工業所様ご提供

銅板から電気部品を作るプレス加工ラインが時たま停止するトラブルが発生していました。打ち抜かれた電気部品を圧搾空気で吹き飛ばし、それを光電センサが検知する仕組みです(写真1)。TargetWatcherで観察したところ、本来は横に飛ぶはずの電気部品が型に貼り付いて滑り落ち、検知されていませんでした(写真2、写真3)。センサ位置を見直すなどの対策を検討しています。

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写真1.プレスの仕組み
 


写真2.正常時(部品が横に飛ぶ)
 


写真3.異常時(部品が滑り落ちる)
エアコンの組み立て

ロボットを使ったエアコンの組み立てラインで、ボルトが穴に入らないトラブルが、4日に1回ほどの割合で発生していました(写真1)。TargetWatcherで観察したところ、ロボットがボルトをフィーダから引き上げる際、本来垂直になるはずのボルトが慣性力のために傾いていました(写真2、写真3)。ボルトをつかむチャックの構造を見直したところ、トラブルは再発しなくなりました。

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写真1.穴に入らないボルト
 


写真2.正常時(ボルトが垂直)
 


写真3.異常時(ボルトが傾いている)
回路基板のビス止め

ロボットを使って回路基板をビス止めするラインで、ビスがうまく締められないトラブルが時たま発生していました。TargetWatcherで観察したところ、磁力を持つドライバ(ねじ回し)を間違えて取り付けたことが原因だとわかりました(写真1、写真2)。ドライバの中には磁力でビスを保持するものもありますが、この装置では磁力を持たないドライバを使うことになっていました。

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写真1.ケース1(落下するビス)
 


写真2.ケース2(横たわるビス)
製本機
富士油圧精機株式会社様ご提供

印刷された紙を重ねて冊子に綴じる製本機で、うまく製本ができないトラブルが発生していました。TargetWatcherで観察したところ、紙を案内するローラ部分で重なった紙が大きくずれていることがわかりました。正常時(写真1)には一番上の白い紙しか見えませんが、異常時(写真2)には下の青い紙が見えています。紙の搬送方法を見直すことで解決を図りました。

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写真1.正常時(紙が揃っている)
 


写真2.異常時(紙がずれている)
印刷機スタッカ
富士油圧精機株式会社様ご提供

印刷機から排出される紙を積み重ねるスタッカで、紙詰まりトラブルが毎日1回ほど発生していました(写真1、写真2)。TargetWatcherで観察したところ、紙の間に巻き込まれた空気が抜けずに不安定な動きが生じ、ついには印刷機の排出高さまで紙と空気の層が積み重なることがわかりました(写真3)。紙を揃える背板に、空気を抜く穴を明けるなどの対策を検討しています。

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写真1.紙詰まりの様子(横から見たところ)
 


写真2.紙詰まりの様子(上から見たところ)
 


写真3.紙と空気の層が積み重なっている様子
エアコン組み立て

ロボットを使ったコンプレッサの組み立てラインで、ピンの入っていない製品が作られるトラブルが発生していました。ピンの搬送経路に4台のカメラを設置し、TargetWatcherで観察しました(写真1)。その結果、ピンの位置を決める円盤形の治具の角度がずれており、ピンが落ちていたことが判明しました(写真2)。治具の位置決め精度を高める改良により、トラブルは根絶されました。

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写真1.4台のカメラでピンの搬送経路を監視
 


写真2.円盤形治具へのピンの挿入失敗